医療関係者の方へ

骨転移疼痛緩和治療

ストロンチウム-89(「メタストロン注」)を用いた
有痛性骨転移の疼痛緩和治療を行なっています

ストロンチウム89(「メタストロン注」)について

この疼痛緩和治療薬(ストロンチウム-89・メタストロン注)は、体内でカルシウムと似た動きをしめす薬で、ベータ線という放射線を放出します。体外から放射線を照射する治療も骨転移の痛みに対し有力ですが、この注射薬は血液にのり全身にひろがった骨転移部位に内部から放射線をあてて痛みを緩和させる効果があります。疼痛緩和、鎮痛薬減量効果については48~86%(平均76%)に認められ、治療効果はおよそ4~28日後に現れ、3~6ヶ月間持続します。

* ストロンチウム-89は半減期50.5日で、β線(最大エネルギー1.49MeV)の組織中の飛程は 2.4mm(最大8mm)である。

* ストロンチウム-89は骨ミネラル構成成分のカルシウムと同族体であり、造骨細胞によるコラーゲン合成とミネラル化に依存して、骨転移部位(周辺)の造骨活性示す部位に集積すると考えられる。

依頼方法および治療の流れ

まずは地域医療連携室にご連絡ください。
紹介時にFAXまたは郵送していただくもの。
有痛性骨転移の疼痛緩和治療(メタストロン注)申込書
可能であれば骨シンチ(最近のもの):持ち込み画像がなければ結構です
治療歴、血液検査、骨シンチなどのデータを検討し、また予後も含めて総合的に適応の有無を判断します。
適応有りと判断された場合、ご本人およびご家族に来院いただきます。当院の放射線科外来を受診(毎週火曜日11:00 ~ )してください。
担当の医師が薬の効果や注意事項などについて説明いたします(患者さんだけでなく、ご家族や介護されている方も一緒に来院ください)。
患者さんの相談の上、注射日を予約させていただきます。
注射日に来院いただき、「ストロンチウム-89・メタストロン注」を規定量投与します。
一般的な静脈注射で、数分で終了します。
定期的(原則的に隔週毎)に血液検査を実施し、骨髄抑制の状況をチェックします。

患者さまをご紹介いただくときは

このページから「診療情報提供書:有痛性骨転移の疼痛緩和治療(メタストロン注)申込書」をダウンロードしていただき、内容をご記入のうえ当院の地域医療連携室へFAXをお願いいたします。
また、ご質問やご不明な点は、お気軽に放射線科外来までご連絡ください。
お問い合わせ先:大分医療センター ・地域医療連携室 TEL 097-593-1112(直通)